青年たちの思いから教区の活動へ
1988年5月に第1回のいちごJAMコンサートが関西ゴスペルホール(大阪市天満)で行われました。
近畿教区の数名のクリスチャンの青年達の話の中で「クリスチャンのコンサートができないか」「もっと神様を思いっきりいろんな楽器を使って賛美したい」・・・。そんな会話がきっかけになって有志が集まってコンサートが開かれたのです。そして年2回のコンサートが開かれるようになりました。ここで賛美した青年達がコンサートでの賛美や交わりを通して信仰の成長を遂げ、自分達の集う教会でより用いられる器となっていく、そしてコンサートは自然消滅していく、これがコンサート開催当時のビジョンでした。しかし、コンサートも回数を重ねていく中で多くの賛美グループが生まれ、コンサートへの参加者数も増やされていきました。そして1994年度になって、それまでは顧問の牧師先生の下で自主運営をし、近畿教区の有志の活動として行われていたコンサートが、教区の活動の一環として活動することになりました。
大きな転機が…
開催当初のビジョンとは違った形の歩みをすることになったいちごJAMコンサート。それからも年2回のコンサートが続けられ、近畿の様々な教会やホールでコンサートが開催されました。そんな中、大きな転機がやってきました。1999年度になってコンサートの参加者が激減したのです。開催当初から参加していたグループのメンバーが成長とともに進学や就職、そして直接献身などで近畿を離れることとなり、解散するというケースが続いたことも参加者激減の大きな要因でした。そしてコンサートのコンセプトを見直すこととなり、それまでは青年中心の活動として行われていたコンサートを、青年に限らず子供から壮年、婦人も含めた全世代が賛美を通して交わる教区活動の場とし、参加した者が讃美や証を通して霊に満たされ、教区の主にある兄姉が一体感・恵みを実感できるものとしていくことを目的とするコンサートにしていきたいと願いました。主にある交わり・霊的成長に主眼点を置き、コンテストにならにように配慮しました。
近畿教区からブロックの交わりへ
そしてその交わりは近畿教区のみならず、教団の構造改革によって生まれたブロックへと広がっていったのです。そしてコンサートも年1回という形に変化し、四国教区、中国教区より賛美グループを招き、共に賛美する、この形がだんだん定着していきました。そしてこのブロック間の交わりがコンサートの盛り上がりを作る重要なプログラムともなっていっています。四国教区にも賛美コンサートが生まれました。いちごJAMコンサートへの出演がきっかけになってこのコンサートが生まれたことを聞き、主の御名を高らかに崇めています。この数年は中国教区より「TSUBASA」という賛美グループが参加してくださった年もありました。
成長し続けるコンサートを目指して
2008年度に31回目、20周年という節目を迎え記念のコンサートが行われました。2015年で第37回。主がこれからどのようにいちごJAMコンサートを導いてくださるでしょうか。これからも主の導きの中、成長し続けるコンサートでありたいと願います。
・原則として日本ホーリネス教団の近畿教区に所属する教会の賛美グループ(ジャンルは問いません。コーラス・バンド・器楽演奏などなど…)で曲目はあくまでも主を賛美するものであること。
・出演者は必ず所属教会の牧師の許可を得ること。
・出演グループの中から必ず証し者を1名立てること。
・コンサートのプログラムで語られる牧師先生のメッセージは必ず聞くこと
★上記以外の出演希望者についてはブロック長・近畿教区長・顧問・実行委員長を通して、実行委員会で検討します。
★ 出演者には所定の参加費を支払っていただき、使用楽器・交通費・食事代などは全て個人負担となりま す。
コンサート開催日
原則として毎年10月の体育の日(祝・第2月曜日)
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